高村光太郎記念館と高村山荘

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花巻温泉にほど近い、高山山荘。宮沢賢治の家族を頼って疎開してきたそうですが、森の中の一軒家の趣です。

高村光太郎は戦時中、宮沢賢治の弟清六さんとのご縁から、宮沢家を頼って花巻に疎開してこられたのだそうです。

 

宮沢家が空襲で焼け出された後は、この地で自炊生活を始めたのだとか。

今でも住むには大変そうなところですが、当時はさぞかし…と思われます。

 

鬱蒼とした森の奥に高村光太郎が住んだ「高村荘」があります。


戦時中、戦意高揚のための詩をいくつも書いて若者を戦場に送り出してしまったことへの贖罪のため、敢えてこの地に住み続けたと書かれていました。


戦争は皆の人生を、変えていってしまいますね。

高村光太郎が住んだ「高村山荘」を取り巻く鬱蒼とした林。今でも野生の動物に出会うそうです。

外から見た「高村山荘」

元の建物を保存するために、外側をもう1軒の家でぐるりと囲んだようになっています。

「高村山荘」の全景。大自然の中の小さな家です。

内部の様子です。

本当に狭いところでの質素な生活がうかがわれます。

高村山荘の内部。この小さなスペースで生活をしたのですね。

真っ暗なトイレのあかりとりのために彫られた、「光」の文字に芸術家のユーモアを感じました。

お手洗いのあかり取りのために、高村光太郎が彫った「光」の文字。