きもののセミナー その1

もののセミナーでの講義風景。着流し姿の先生が資料を手に講義中です。

初秋の頃に行われる、きもののセミナーに毎年参加しています。

 

内容はいつもほぼ同じですが、1度では理解できないことも多いし、なにしろ聞いた端から忘れるので…困ったものですね。

 

そんなわけで今年も新たな気持ちで講義を受けてきました。

 

 

午前は「仕立て・悉皆・染めのきもの」


午後からは「織物の産地とその特徴について」

大島紬の工程のひとつ、締機で織られた絣筵。染める前と染めた後を並べて比較しています。

こちらの写真は大島紬の絣筵です。染める前と染めた後の物。

糸を染める前に締機で織って絣筵を作ります。これによって細かい絣柄の元ができます。


染められた絣筵を一旦ほどいてから、あらためて高機で織られます。

大島紬は二度織るといわれる所以です。

きもののセミナーで使われた資料。結城紬の反物・真綿・芭蕉布つくりに使われるエービーばさみなど。

左から、結城紬の反物・真綿・芭蕉布の制作に使われるエービーと呼ばれる竹ばさみ。

 

沢山の資料を使って、丁寧に教えていただきました。

有難うございました。