阪急宝塚駅から続く「花の道」私のお散歩道です。
宝塚大劇場のあたりでは、白木蓮の花が盛りを迎えています。
蕾がふくらんで、少し開きかかった頃の木は、
白い鳥がお行儀よく並んでいるみたい。
蕾の先が少し曲がって、くちばしのように見えるのは、
お日様の光を受けて南側がふくらむからだそうです。
「白蘭(びゃくらん)」「マグノリア」とも呼ばれ、
宝塚歌劇の曲にもよく使われる花です。
「風と共に去りぬ」で歌われる「君はマグノリアの花の如く」では、
主人公のスカーレットと、古き良き南部を象徴する花として歌われています。
この作品に登場するのが白いマグノリアの花。
おかげで長い間マグノリア=白木蓮と思っていましたが、
学問上は辛夷・たむしばや木蓮、泰山木・大山れんげなど、
みんなまとめてマグノリアなんだそうです
そして「紫禁城の落日」での「花白蘭」
愛新覚羅浩さんをイメージする歌として記憶に残っています。
宝塚歌劇団の生みの親、小林一三さんゆかりの逸翁美術館には、
マグノリアホールと呼ばれる小ホールもありますね。
そんなことを考えながらの、今日の取り合わせです
薄紫色の鬼しぼ縮緬に、白木蓮・紫木蓮・桜を描いた染めの袋帯です。
桜が開く少し前の帯。
そんなイメージで毎年締めています。
写真のきものは焦げ茶の無地紬ですが、軽めの附下げくらいまで合わせられる帯です。
コメントをお書きください