季節の香りと桜の帯

 今週は、出稽古や出張着付けのご依頼を沢山頂戴しました。

毎日、うれしく楽しく出かけています。

有難うございます。

 

沈丁花の白い花。
沈丁花の大きな植え込み。春の香りです。

はじめてのお稽古に伺った駅で、地下鉄から地上に上がる瞬間、

甘いけれど、きりりとした香りが広がりました。

並んでいたのは、大きな大きなジンチョウゲの植え込み。

 

「春のジンチョウゲ・夏のクチナシ・秋のキンモクセイ」

香りの三香木と呼ばれるそうですが、

子供時代の懐かしい思い出を誘う香りでした。

焦げ茶の紬のきものに、濃い緑の記事に桜の花を染めた久呂田明功さんの染め名古屋帯です。

毎年3月の1週目を過ぎた頃から、桜の帯を締め始めます。

桜待つ気持ちを込めて…。